安全性と長期的持続性を備えた防カビ・抗菌効果
MN-2は物質に塗布すると、金属イオンを担持させたジルコニア系微粒子及び防カビ材の複合物が敷き詰められたウレタン系塗膜が表面に構成されます。
建築物から頻繁に検出されるカビ類・細菌類(世界微生物災害防止学会で発表された57種を含む)約300種に効果を発揮します。人体・環境に優しい化学物質(無機物質と有機物質の複合)を成分にしており、安全性が高く、長期間効果が持続します。
漁業保税倉庫での事例
このデータは湿度が約90%の水産卸会社の倉庫の天井にMN-2をコーティングした際の結果です。天井には水滴が滴り、じめじめとした環境で菌が増殖しやすい環境でした。
このような環境でも数年経った現在でもMN-2の防カビ・抗菌効果が確認されました。
施工前 7カ月間メンテナンスなし
清掃後に施工 12カ月経過 カビ発生なし
防カビ効果の耐久試験
木材の腐食防止&表面保護作用
無機系セラミックコーティング剤
MN-3®︎は白木のぬくもり、風合い、呼吸性を損なわずに撥水性、撥油性、防汚性を発揮し、木材構造物・木工品の寿命や強度を向上させます。
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木材の表面を覆う樹脂膜をつくらない
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木材内部に深く浸透し、木の表面で優れた撥水性・撥油性を発揮
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白木に直接塗装で、輪ジミやアクによる変色を防止 ※MN-3U対応
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食品衛生法に基づく溶出試験の安全基準に適合。シックハウス対象化学物質の放散もなく安全・安心
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国産間伐材の高付加価値化に寄与
1.ニス・ウレタンコーティングとの違い
塗膜表面に樹脂膜をつくらず、通気性と優れた撥水性・撥油性を発揮します。塗膜表面に膜をつくらないので、白木のぬくもり、風合いは維持され、呼吸性も損ないません。「ふけ」にくくなります。
浸透性が高いので木の奥深くに染み込み乾燥硬化します。乾くと見た目はほとんど木そのものなのに、水は通しません。撥水性と防汚性に優れている為、油や醤油汚れなどはしばらく置いてから拭いても綺麗に拭き取れます。表面に膜をつくらないので、ワレ、ハガレは生じません。※MN-3Uを下塗りすると強力に防止することができます。
合成樹脂(ウレタン・アクリルなど)が木の表面に膜をつくり乾燥します。手触り感はプラスチックのような感触になります。表面に膜をつくるので、ワレ、ハガレが発生しやすくなります。
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2.木材内部に深く浸透して優れた撥水性・撥油性を発揮
MN-3®︎は、溶剤に溶けている状態での分子量が通常の塗料と比較して極めて小さいので、木材内部によく浸透し木材繊維の中で重合硬化します。これにより強度が向上し、ひび割れなどの変形を抑制するとともに、水の浸透によるカビの発生も抑制できます。
3.輪ジミやアクによる変色を防止
白木の表面に水滴がつくと乾燥後、タンニンの染み出しにより輪ジミができます。また、鉄釘などの金属に接触するとタンニンにより黒く変色します。MN-3Uを下塗りすることで、白木の風合いを維持したまま、輪ジミや木のアク成分による様々な変色を防止することができます。
塗装なし
4.食品衛生法に基づく溶出試験の安全基準適合
シックハウス対象化学物質の放散もなく、安全・安心です。
MN-3は無機セラミック系塗料であり、溶出試験、ホルムアルデヒド放散試験をクリアしておりますので、乾燥する間も乾燥塗膜そのものも安全です。また、その他木工用塗料と比較して、大きく異なるのは塗装環境と完全乾燥までの部屋の空気環境です。MN-3の溶剤は、米国のFDA食品添加物または化粧品原料に登録されて いるIPA及びイソパラフィン系の無臭溶剤を使用しておりますので、塗装時から完全乾燥まで、吸引による健康への心配はありません。
5.国産間伐材の高付加価値化に寄与
国土の約7割が森林におおわれた森林大国日本において、そのうち約4割は人の手によって植えられた杉やヒノキなどの人工林と言われています。そして、その人工林が(木の幹が太り、葉が生い茂ることで、地表への光が遮られ、光合成を妨げられるため間伐などの人の手によるケアが必要ですが、主に経済的な事情で施されず)荒廃の危機を迎えています。
MN-3は、国産間伐材が価値のある家具や建材として使用できるようにすることで、森林保全の問題解決に寄与できると考えています。